なぜ《拮抗勝負》によって効果を受けないモンスターを除外できるのか

拮抗勝負はカード効果を受けない相手モンスターも除外できる

拮抗勝負とメタファイズ・エグゼキューター拮抗勝負》というカードがある。このカードは自分フィールドのカード枚数が相手より少ないときに発動でき、互いのフィールド上のカード枚数を同数にすることができる。

拮抗勝負

通常罠 自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。①:相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。

条件が整えば手札から発動できることや裏側で除外する効果が注目されがちだが、このカードの本質は効果を受けないカードも除外できる点にある。

結論を言うと、この拮抗勝負は相手プレイヤーへ効果を及ぼすカードだからだ。つまり相手フィールド上のカードを《拮抗勝負》自体が直接効果で除外しているわけではない、ということだ。除外しているのはあくまでも相手プレイヤー自身である。

プレイヤーに何かをさせる効果

《拮抗勝負》だけではない。プレイヤーに効果を及ぼし、フィールドのカードを調整させるカードはいくつか存在する。例えば《御前試合》《異種闘争》《群雄割拠》である。

また、《アポクリフォート・キラー》も相手は自身の手札・フィールドのモンスター1体を墓地へ送らなければならない。という効果を持っている。これもまたプレイヤーに何かを強いる効果である。

メタファイズ・エグゼキューターを除外できる

《メタファイズ・エグゼキューター》は効果で除外できないモンスターである。

しかし、自分フィールドが空のときに《拮抗勝負》を発動した場合、相手フィールドに2体の《メタファイズ・エグゼキューター》が存在していてもどちらか一方を相手プレイヤーは除外しなければならない。

Question
自分のメインモンスターゾーンに「メタファイズ・エグゼキューター」2体が表側表示で存在しています。 この状況で相手が、『自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる』方法によって手札から「拮抗勝負」の『①:相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない』効果を発動した場合、処理はどうなりますか?

Answer

「拮抗勝負」を相手プレイヤーが発動した場合、自分は『相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない』処理を行う事になります。 その処理は「メタファイズ・エグゼキューター」の『①:フィールドのこのカードは効果では破壊されず、効果では除外できない』モンスター効果の影響を受けず、質問の状況の場合、自分は自身のフィールドのカードが1枚となるように、残りのカードを選んで裏側表示で除外しなければなりません。 (つまり、「メタファイズ・エグゼキューター」を1体選び、裏側表示で除外する事になります。)

公式裁定

《拮抗勝負》の効果はあくまでも「相手プレイヤーは自分フィールドのカードを一定数になるまで除外する」というものであり、フィールドのカードを直接除外する効果ではない。よって、効果による除外を受けないエグゼキューターでも除外ができる。

これは《真竜剣皇マスターP》や《毒蛇神ヴェノミナーガ》のような効果を受けないカードも同様であり、2体以上存在するとどれかを除外しなければならない。

同様に、《御前試合》や《群雄割拠》も効果に耐性のあるモンスターを墓地に送ることができる、

トークンやジュラシックエッグは除外できない

《拮抗勝負》の効果を受けたプレイヤーは、自身のカードを裏側で除外しなければいけない。しかし裏側表示が存在しないトークンは除外できないのでそれ以外を選択しなければならない。また、効果かコストかを問わず除外そのものができない《奇跡のジュラシック・エッグ》も除外するカードから外す必要がある。

よって、トークンとそれ以外の除外できるカードが複数存在するときはトークン以外を全て除外する。

まとめ

  • 《拮抗勝負》はモンスターやフィールドのカードを除外する効果ではなく、相手プレイヤーに対して除外をさせるカードである
  • フィールドのカードに効果を及ぼすわけではないため、効果を受けないカードも除外させることができる
  • ただし裏側で除外できないトークンカード等は例外的に除外しない
  • 《御前試合》《群雄割拠》《アポクリフォート・キラー》も同様にプレイヤーに効果があるカードなので、《拮抗勝負》のようにカードを効果耐性のあるカードも墓地に送らせられる

プレイヤーにだけ影響する効果というものは中々にわかりづらいが、カードからするとプレイヤーしか見えず拮抗勝負の効果は直接見えないことをイメージしてもらいたい。